ニックのセッションのあと、もう一つぜひ参加してみたいと思っていたセッションに出席しました。心理学者のブライアン・ミサカさんの「心理的な痛みと傷からの癒し」。これは申し込みの時にズラリとならんだ演題を見て興味を持っていたのですが、出席してみたらミサカさんの人柄にもすっかり魅入ってしまいました。
この講義からはたくさんのことを学んだのですが、ここでは一部分だけ、短くご紹介したいと思います。
私たちが精神的に傷ついてしまうとき、原因には不可抗力の外的要因もありますが、自分自身が夢を見たり目標を持っていて、それがかなわなかったときの挫折感や絶望感もあります。自分や他人が犯した罪も、心を傷つけます。理由や傷の深さは様々ですが、傷つく事自体は自然なことですし、回復には時間も必要です。そして癒えない傷はありません。強がらず、焦らず、治していきましょう。
回復のプロセスにもいろいろありますが、この五段階を知っておくと、自分がどこにいるのか、なにが必要かの目安になると思います。
- 拒否・ショック
痛みの原因を受け入れたくない状態。 - 怒り
痛みの原因に対する怒り。 - (架空の)交渉
「もしもこうしていたら」「こうしなかったら」と、起こってしまった現実を回避する道があったかを考える。 - 落ち込み・悲しみ
もちろん、起こってしまった事実を変えることはできないので、それを自覚し、落ち込んだり悲しんだりする。 - 受け入れ
事実を受け入れ、乗り越える。
どの段階にどれだけ時間が必要なのかは場合によりますし、この順番が入れ替わって訪れることもあります。どこかの段階で、怒りや悲しみの対象を許すこともとても大事です。
クリスチャンと一言で言ってももちろん人それぞれで、興味の対象もみんな違います。肉体的な障害や病気の回復を祈りで癒したいと願う人もいますし、夫婦・家族の間に愛情を保つことに興味を持っている友人もいます。私は、精神的な痛みを癒すことに自分の興味が向いているのを感じるので、この講義はとても意味のあるものでした。テーマがテーマなので、かなり突っ込んだ内容の質疑応答も行われ、とても刺激的でした。
朝は雨が降っていたのに、午後はすっかり晴れていました。私は部分的な参加だったので、コンファレンスはまだ続いていましたが、教会のお姉さんたちに「じゃあ、マウイで会いましょう」とお別れを言って、会場をあとにしました。帰りの飛行機の時間までイオラニ宮殿を見学するのが当初の計画でしたが、疲れてきたこともあり、アラモアナ・ショッピングセンターを覗くことに決定。レスポートサックでさんざん迷ったあげくショルダーバッグを一つ買って帰途につきました。